相手の立場を考えて勉強してみたかったからです。自分はいつも教わるばかりなので、教える側がどのように考えながら教えているのかを体験してみたいと思いました。また、先生と生徒のそれぞれの立場から見える景色を比べてみたかったからです。
この体験を通して私は多くのことを学びました。
まずは、自分で知っていることを人に伝えることがとてもむずかしいということです。人に教えることは、自分が思っている以上にくわしく勉強をしていないと相手に教えることができないことが分かりました。自分がなんとなくしか分かっていなかったということも、人に教えることで気づきました。また、さとみ先生はいろいろなことを知っている上で、相手の立場に合わせて分かりやすくていねいに教えていることが分かりました。
私が1番大事だなと思ったことは、相手に合わせて授業を行うということです。子供たちは一人一人性格が違います。先生はその子の性格に合わせて、また勉強の度合いに合わせて教えていました。子供の目線に合わせて授業を行っていたことがとても凄いと思いました。一人ひとりの目線に合わせて教え方を変えて授業をしているから、そのクラスにあったとても良いものが生まれるのではないのかと思いました。そのために先生は、私が思っている以上に裏でいろいろな準備をしていることもわかりました。
私は丸付けやディクテーションの時、小さい子に分からないスペルを教えてあげられたことや、迷っている子と一緒に考えてあげられたことが出来たかなと思いました。
hhhとスペルのヒントを言うと、1年生ははっと驚いたような顔や、「そうか!」と言って答えに気づいてもらえて嬉しかったです。また、みんな真剣な表情で話を聞いてくれ、「名詞の単語は他に何があるでしょうか?」と問題を出すと、必死に考えて答えてくれたことや、正解だと分かったときの嬉しそうな表情を見て、私も嬉しくなりました。
今回の体験は初めてのことで、とても緊張していました。私はうまく伝えられなくて、思うように教えてあげられなかったので、もし、またチャンスがあったら、次はしっかりと準備をしていきたいと思います。体験をさせてくれたさとみ先生、ありがとうございました。
2021年8月 小学五年 大越玲舞